2007年05月02日

私の好きなプレースタイル

私がテニスを始めた25年前、ゲッ!もう四半世紀も前なの〜?
おそろしや、、、

ビヨン・ボルグやイワン・レンドルなどトップスピン主体の選手が男子トッププロとして活躍していました。

トップスピンとは、ボールがを当てながらラケットをかぶせるドライブ・ショットとは異なり、地面と垂直にラケット面を固定したまま下から上へと強烈にラケットを持ち上げてボールを擦り上げる打ち方です。
ボールに順回転がかかり、強打してもベースライン際でボールが急降下してコートに入るので、ストローク・ミスの確率が減り、高くバウンドすることで相手をベースラインに釘付けにすることができて、攻め込むには効果的な打ち方でした。
その時の打点は、通常ボールが最高点にあがり、腰の位置に落ちてきたポイントになります。

同時期には、ジョンマッケンローという左利きの選手が現れ、ビヨンボルグからトップの座を奪うのですが彼は2つの点でセンセーショナルな存在でした。

1、英国紳士のスポーツであるテニス界に、審判へのクレームや悪態ををつき警告をもらっていた珍しい存在
(若干17,18歳?だったので悪童といわれ、ボルグの敵役でした。)

2、順回転のトップスピン全盛の時代に、軽い逆回転のスライスをかけることで相手の玉の勢いをいかし応戦するテニス・スタイルと、スライスサーブ&ボレーでプレースメントを重視した効率的な戦術を展開しました。

スエーデン出身で紳士的であるビヨンボルグとアメリカ出身のやんちゃなマッケンローは性格的に反対でしたが、面白いことに、プレースタイルはマッケンローの方が理にかなったものでした。

トップスピンは力の勝負であり、トップスピン同士の選手が対戦した場合、共に順回転の玉を打ち合いますから、お互い相手の順回転を打ち消すような力をこめて打ち合うことになります。よって力の強い方が有利になります。

同じトップスピン、プレーヤーのボルグとレンドルの試合は、共にベースラインに下がって強打し合う我慢大会のようなもので双方なかなかミスはしませんが、動きに変化が少ない点では面白みにかけました。

また全盛期を過ぎたボルグのトップスピンはレンドルより勢いがなく、浅く入るようになるとレンドルに打ち込まれてポイントをとられるというお決まりのパターンになってしまいました。

トップスピンだけでその他戦術に技巧的バリエーションのない選手だと筋力の衰えがそのまま勝敗を決めてしまいます。

この頃出てきたマッケンローは、相手のトップスピンの強烈順回転にバックのスライスで軽く合わせることで逆回転をかけ、玉の勢いを利用します。
スライスはすべるようにバウンドするため返しにくい玉になります。

また、レフティのマッケンローは左サイドからのサーブの時、必ずスライスサーブを打ち、バウンド後低く外に逃げる玉を打ちます。

相手がコートの外からやっと返したたまを、がら空きのコートにボレーでポイントを決める戦術です。

当時、力の勝負を得意とするボルグと相手の力を利用し戦術的に攻めるマッケンローでは、後者の方が大人のプレースタイルであり、芸術的な感じを受けました。

筋力に限界のあるアマチュアとしては大いに参考になるプレーですよ。今の時代でも十分通用するプレーですし、”柔軟剛を制す”が好きな日本人には向いてるかもしれません。

昔のウインブルドン等の4大大会でのマッケンローの活躍をみてみると、惚れ惚れするプレーですよ。
TSUTYAで昔のドキュメンタリーをかりてみるのもよいかも。。。


また、ラケットについてですが、
殆どのプロテニスプレーは強打しても飛ばないように、ラケットのガットを強く張っていると思います。当時まだウッドのラケットが主流の頃、我々アマチュアは50〜55ポンドぐらいの強さでガットを張っていたと記憶しています。

ボルグはドネーのラケットで多分ウッドラケットの限界に近い75〜80ポンドぐらいの強さでガットを張っていたのに対しマッケンローは、(非力な女性に近い張り方で)47ポンド以下だったと記憶しています。

相手の力を利用し、効果的にスライス回転をつかう戦術にこだわった、綿密な計算がラケット選びにもうかがわれますよね。


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posted by テニスマン at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | 日記
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